切って、守る。
密集した樹木を切り、間引く「間伐」という作業。これは、木々に十分な日光と土壌の栄養をいきわたらせるために行います。こうして成長した健康な木は、地中深くに根を張り、土砂崩れなどの災害を未然に防ぐ効果があります。
間伐では、幹の太さや枝の広がり方、幹のキズなどを見ながら慎重に切る木を決め、チェーンソーで切ります。搬出する場合は、「プロセッサー」という機械で木の枝を払い、均一な長さの丸太にカット。それらをまとめて、山土場と呼ばれる木材の集積場まで重機で運搬します。最後はトラックに乗せて、丸太の取引場である原木市場などに運びます。